ミカン

正確な種名はわからないのですが、玉川上水にもミカンの(仲間の)木が少しあります。
もちろん、雑木林の構成種ではないので、誰かが植えたのか、もしくは民家に植えられた木から種が運ばれてきたものでしょう。
周囲の民家ではごく普通に見られます。


樹皮。


葉。葉柄に翼があることが大きな特徴。
ウンシュウミカンではなくてハッサクか何かかなあ。分からない。


花。虫たちにはかなりの人気。多くの昆虫が訪れていました。


クロアゲハが蜜を吸いにやってきました。


こちらはダイミョウセセリ


アゲハチョウ科の中でも、一番スタンダードなアゲハチョウ(ナミアゲハ)やクロアゲハの仲間はミカン科を食草としています

玉川上水ではミカン類の少なさのわりにはアゲハチョウやクロアゲハがたくさん見られます。周囲の民家に植えられたミカンで育ち、花を求めて玉川上水の林へやって来ている個体も多いのでしょう。

一般的に「ちょうちょ」と言えばこのアゲハチョウがイメージされると思いますが、つまりミカン類の樹木が昔からかなり身近なものだったということなのでしょう。
古来から多かったのはタチバナかな。